はじめまして。

はじめまして。

こんにちは。初めまして。

つなぎ はぐぐむ いとなみの道具店 を運営する株式会社ワンダフルリアの代表の平野和成です。


ぼくらは、「愛しい いとなみを つないでく。」を合言葉に、福岡県うきは市を拠点に、使われなくなった古道具を、次の担い手につなぐ事業をしています。

 

僕は、自分のバイクでいろんなところを旅するが趣味で、特に生まれ育った九州は、長期休暇や週末を使って色々な場所へ行きました。

「旅人」として、居酒屋で地元の人と飲んだり、そこで出会う旅人とお酒を飲みながら語ったりすることが、大好きな寅さんみたいで、本当に好きでした。

旅先では、よそからの人が集まるお店より、地元の人の日常の一部になっている食堂や居酒屋で食事をするのが好きで、そこでお店の人や地元のお客さんと仲良くなって、その土地の歴史や風土、価値観を教えてもらったり、僕の旅の話や地元の話を聞いてもらうのが好きでした。

でも、そんな旅の中で、よく聞こえた声は、

もうこの土地には若い人がいないからいつまで続くかな。

とか

空き家ばっかりになってきたよ。

とか

寂しいことばかりでした。

 

本当にこんな美しい風土が失われてしまうのかな?と思って調べてみると、

「消滅可能性都市」という少し驚いてしまう言葉と共に、全市町村のうち、52%が該当してしまうとのこと。

 

また、住宅用空き家件数は約240万軒にものぼります。

※国土交通省「新設住宅着工戸数」
https://www.daiwahouse.co.jp/tochikatsu/souken/scolumn/sclm379.html

※国土交通省「空き家対策の現状について」2018年の木造戸建住宅空き家件数
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001429587.pdf

本当になくなっていってるんだ。。。

そんなふうに思っていたら、僕もおじいちゃんが亡くなって、空き家になってしまいました。

 

僕の祖父の家で使っていた道具も、業者さんにお願いして整理して手放して行かないといけないのかも、と思った時に、そんなの嫌だなと思いました。

 

そんな時、長野のリビルディングセンタージャパンさんの存在を知り、二週間ほどサポーターとしてお仕事のお手伝いをさせてもらい、こんな場所が僕の生まれ育った九州にもあったら、僕のように寂しい思いを抱えつつ思い出の道具を処分する人たちの助けになれるんじゃないかな。と思いました。

 

また、九州をバイクで旅する中で、その土地の風土に根付いたいとなみには、誰かを想う美しい文化を知ったので、そのような素晴らしい物語も家や道具と一緒に繋いでいけたら、次の担い手の人の暮らしも豊かになるんじゃないか。と思い、つなぎ はぐくむ いとなみの道具店を立ち上げました。

僕たちが回収させていただいたものたちはどれも息遣いを感じるような不思議な魅力がある道具たちです。

ぜひ手に取ってご自身の暮らしに取り入れてみてください。

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新しい道具たち