ワンダフルリアについて
消費でなく、営みを大切にしたい
いつのまにこんなに「捨てる」ことが当たり前になったんだろう。
いろんなものが「早い」「安い」「便利」ってものさしで測られて、効率的に消費される。
でも、僕のものさしで測りたいことは、その人らしさ溢れる営み。
その営んできた、「家」や「道具」たちが今、日本ではたくさんその役目を終えている。でも、僕と僕らの大切な人が過ごした時間が澱のように積もったものを、「ゴミ」として捨てたり、ただリサイクルショップへ売ってしまうのはとっても寂しい。
もし、ひとつの役目を終えたとしても、まだほかの誰かが営みを支えることができるんじゃないかな。
僕らは手放してしまう人と、新しい担い手の、両方の手を繋ぐお手伝いをしたい。そして誰かの営みが積もった本物が、誰かの人生を温めると信じています。
「私」が「私たち」へ
一番大切な人との営みを支えた「家」や「道具」。
そんな大切なものを、大切な思い出とともに僕らがお店を通して次の担い手へ繋ぎます。その想いのやり取りを通して、縁がたくさん交わる場所になり、「お店」と「お客さま」でなく、「私たち」になりたいと思っています。
風土に根ざした営みを繋ぐ
物流や重機が発達する前、人の営みを支える「家」や「道具」は、その地域に根をはり育った樹木や植物、それらを育てる土から作られていました。
そんな風土を尊敬し、次の世代へ繋いでいきたいと思っています。